お客様よりお問い合わせいただいたトラブル事例について、考えられる原因とその詳細、対処法をご案内します。
お困りの際に参考情報としてご活用ください。
対処法をお試しいただいても解決しない場合は、微粒子計測器事業部 販売窓口までご連絡ください。
測定値が毎回変わる
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パージが不十分
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対処法
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試料液体によるパージを行ってください。
サンプリングチューブ先端が、試料容器壁面に接触している
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対処法
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チューブがボトル試料容器壁面に接触しないよう、固定してください。
試料を容器に汲む際に発生した気泡
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対処法
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気泡が発生しないよう試料を汲んでください。
試料容器内部の汚れが経時的に剥落
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対処法
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使用する試料容器は事前にしっかりと洗浄するか、クリーンボトルの導入をご検討ください。
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大きな粒子は時間経過とともに沈殿し、底面と上澄みの測定結果では測定値に差が生じます。
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対処法
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粒子の分布を均一にするため、測定する前に撹拌してください。
撹拌子を使用して撹拌をしながら測定してください。なお、撹拌子を使用する場合は、サンプルとの親和性や、コンタミネーションの原因とならないようご注意ください。
※攪拌する際は気泡が発生しないようお気をつけください。
粒子/気泡が容器の側面に付着している可能性があります。
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対処法
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チューブは容器の壁面部分および底面に接触しないようにし、測定を行ってください。
側面の気泡を剝がすため、測定する前に撹拌してください。
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試料が発泡しやすい場合
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対処法
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発泡を防ぐように試料を準備してください。
超音波により気泡が発生している場合
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対処法
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超音波洗浄後、静置してから測定することで、気泡が浮上して消滅し、測定値が下がる可能性があります。
溶存酸素濃度が高く、吸引時に気泡ができてしまう場合
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対処法
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加圧により気泡の発生を抑制できる可能性があります。
容器へ注ぐ際に泡立ってしまっている場合
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対処法
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試料液体の準備後、静置してから測定することで、気泡が浮上して消滅し、測定値が下がる可能性があります。
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超音波洗浄により、洗浄対象や容器の表面が破壊され、発塵している可能性があります。
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対処法
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洗浄対象が破壊されないよう、周波数をご調整ください。
超音波により破壊されない容器にご変更ください。ビーカー、ピンセット等の洗浄対象以外の表面破壊にご注意ください。
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想定より測定値が多い
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ボトル壁面にチューブが接触している可能性があります。
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対処法
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チューブがボトル壁面に接触しないよう、チューブを固定してください。
開封時に試料液体や蓋に指等が触れている可能性があります。
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対処法
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パウダーフリーの手袋を装着するか、試料液体を開封する際に試料液体や蓋に触れてしまわないようご注意ください。
外気からの粒子が沈殿し、コンタミネーションが発生している可能性があります。
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対処法
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測定環境が整っていない場合は、簡易クリーンベンチの導入をご検討ください。
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粒子数の多い試料液体を測定した際に、チューブ内に粒子が付着して残っている可能性があります。
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対処法
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チューブの洗浄を行ってください。吸引中にチューブを軽くはじく、1 mmほどの気泡を意図的に流すなどすると粒子が流れやすくなる場合があります。チューブ先端に直接触れた場合は、純水などで先端部分を洗ってワイプで拭い、粒子の少ない試料液体にてパージを複数回行います。
チューブをビーカーなどに挿す際に、先端に触れてしまった可能性があります。
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対処法
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チューブの洗浄を行ってください。吸引中にチューブを軽くはじく、1 mmほどの気泡を意図的に流すなどすると粒子が流れやすくなる場合があります。チューブ先端に直接触れた場合は、純水などで先端部分を洗ってワイプで拭い、粒子の少ない試料液体にてパージを複数回行います。
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フローセルや本体内チューブの壁面に粒子が付着している可能性があります。
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対処法
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粒子数の少ない試料液体にてパージを行ってください。
試料液体を希釈できる溶剤にてパージを行ってください。
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洗浄が十分でない可能性があります。
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対処法
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容器を清浄度の高い試料液体用、粒子数の多い試料液体用に分け、測定する試料液体によって使い分けてください。
容器の底、角、蓋等に粒子が残っている場合があるため、重点的に洗い、洗い残しがないようにしてください。
洗浄度が足りていない可能性があります。
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対処法
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クリーンボトルなどでも、メーカーにより洗浄の度合いが異なるため、目的に合ったものを使用してください。
洗浄方法が適切でない可能性があります。
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対処法
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洗浄後のすすぎの段階でオーバーフローさせる等、粒子が残らないようすすいでください。
容器の保管が適切でない可能性があります。
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対処法
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蓋がない容器は、口を下に向けて保管してください。
蓋がある容器は、長期間使用しない場合は粒子数の少ない試料液体を満たし、空気の層が極力少なくなるよう蓋をしてください。
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管理する粒径に対してフィルタのポアサイズが合っていないもしくはろ過回数が不足している可能性があります。
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対処法
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測定管理したい粒径の一つ下のポアサイズのフィルタを選定してください。
ワンパスでのろ過ではなく、循環ろ過をご検討ください。
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測定値の比較をした際に数値が合わない
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測定の間隔があいたことなどにより、粒子が沈殿してしまい、測定値に差が生じた可能性があります。
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対処法
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測定前に撹拌し、粒子の分布を均一にしてください。
測定のタイミングにより、コンタミネーションが発生している可能性があります。
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対処法
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採取から時間が経過するとコンタミネーションが発生する可能性があります。試料液体の容器に蓋をする、クリーンベンチ内に保管するなどの対策をしてください。
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換算単位が異なっている可能性があります。
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対処法
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/mL、/10 mLなどの単位を合わせて比較を行ってください。
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容器内に入れたチューブの高さ、壁面からの距離等によって数値が変わる可能性があります。
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対処法
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同じポイントから試料液体を採取してください。
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採取した条件が異なる試料液体を比較している場合
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対処法
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試料液体採取時の条件を揃えて比較をしてください。
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測定できる粒径範囲が異なるセンサ同士の測定値を比較している場合
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対処法
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古い器種の場合、粒径の変更ができない器種もあるため、近い粒径での比較となっている可能性があります。
検出方式が異なるセンサの測定値を比較している可能性があります。
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対処法
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センサによっては検出方式が異なるため、自然界の粒子を測定した場合、検出される粒径に差が生じることがあります。同じ型式のセンサを使用するか、あらかじめセンサの違いを考慮するための実験を行ってください。
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全量検出タイプと一部検出タイプの測定値を比較している場合、測定値に差が生じる可能性があります。
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対処法
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各センサの試験成績書に記載されている計数効率を使用して、計数効率加味後計数(個/ml)を算出することにより比較が可能です。
◆実効試料流量からの換算(1分測定)
画面表示個数(counts)÷実効試料流量
◆実効試料流量ではなくサンプル容量(Sample Volume)からの換算
画面表示個数(counts)÷設定サンプル容量(Sample Volume)÷センサ計数効率
※計数効率は仕様書・取扱説明書にてご確認ください。
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長期間未使用または校正をしていない場合、検出性能が低下している可能性があります。
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対処法
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校正期限が切れている場合、粒子検出部の状態が保証できません。汚れや劣化などの理由で本来とは異なる値を計数している可能性があります。校正を推奨しますので、微粒子計測器事業部 サービス窓口にご連絡ください。
点検校正・修理依頼
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測定値がほかの粒径と同じ(ほぼ同じ)値を表示する(特定の試料液体で毎回起きる)
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試料液体中に大きな粒子のみが存在しており、累積値表示設定としている場合、同じもしくはほぼ同じ数字を表示する可能性があります。
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対処法
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CELLランプが赤点灯していなければセンサの異常ではありません。何らかの要因で単一粒径の粒子が発生していると思われます。
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粒子数が多く、粒子検出部内で小さな粒子が重なったために、本来よりも大きな粒子として数えられ、偏った値となってしまう場合があります。
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対処法
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試料液体に含まれる粒子数が多いことにより生じる現象です。粒子を取り除きたい場合はフィルタを追加してください。発塵量などを確認している場合は、正確な測定をするために希釈などをして検証してください。
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他の試料液体に比べてノイズが高い試料液体を測定し、本来の値が計数されなかった可能性があります。
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対処法
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以下の方法をお試しください。
・KE-40B1のCH1の粒径設定を変更する。(より大きな粒径を設定)
・より大きな粒径が測定可能なセンサを使用する。
・試料液体を希釈する。
・レジストなどの計測に適した器種(KS-41B、KS-41Aなど)を使用する。
・波高分析ソフトウェア(KF-50A)を使用してノイズレベルを確認し、最適な粒径から測定する。
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測定値がほかの粒径と同じ(ほぼ同じ)値を表示する(今まで起きていなかった)
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粒子検出部に汚れがあり、汚れからの散乱光によって正常な測定ができなかった可能性があります。
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対処法
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パージを行い、フローセルの洗浄を行ってください。CELLランプが緑点灯に戻っても測定値が普段と異なる場合は、センサの点検が必要です。微粒子計測器事業部 サービス窓口までご連絡ください。
点検校正・修理依頼
粒子検出部に汚れがあり、汚れからの散乱光によって正常な測定ができなかった可能性があります。
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対処法
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CELLランプが赤点灯する/NOISE HIGHが表示される原因を確認する必要があります。詳しくはトラブルシューティング内、液中パーティクルカウンタの“CELLランプが赤点灯/CELL NG/NOISE HIGH”をご確認ください。
CELLランプが赤点灯/CELL NG/NOISE HIGH
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光源が不具合を起こし、正常な出力を行っていない可能性があります。
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対処法
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センサの確認が必要です。微粒子計測器事業部 サービス窓口までご連絡ください。
点検校正・修理依頼
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フローセルが劣化し、表面が波打ってしまったり、コーティングがはがれてしまった可能性があります。
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対処法
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フローセルの交換及び校正が必要です。微粒子計測器事業部 サービス窓口までご連絡ください。
点検校正・修理依頼
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最小粒径のみ異常に計数する(以下の内容以外に、トラブル事例:液中パーティクルカウンタ内の「CELLランプが赤点灯/NOISE HIGH」もご参照ください。)
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試料液体自体から散乱光が発せられている可能性があります。
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対処法
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以下の方法をお試しください。
・KE-40B1のCH1の粒径設定を変更する。(より大きな粒径を設定)
・より大きな粒径が測定可能なセンサを使用する。
・サンプルを希釈する。
・レジストなどの計測に適した器種(KS-41B、KS-41Aなど)を使用する。
・波高分析ソフトウェア(KF-50A)を使用してノイズレベルを確認し、最適な粒径から測定する。
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溶解性が低い試料液体を測定したため、壁面部分に汚れが付着した可能性があります。
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対処法
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試料液体を溶解できる溶剤を流し、パージを行ってください。復旧しない場合はメンテナンスが必要ですので、微粒子計測器事業部 サービス窓口までご連絡ください。
点検校正・修理依頼
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